Rough Book

 2015年にニューヨーク・インド映画祭でプレミア上映され、インドでは2016年6月24日に公開されたヒンディー語映画「Rough Book」は、インドの教育制度について疑問を投げ掛ける内容の映画である。

Junooniyat

 軍人と一般人の恋愛というと「Jab Tak Hai Jaan」(2012年/邦題:命ある限り)が思い出される。2016年6月24日公開の「Junooniyat(狂気)」も、軍人と一般人の間に花開いたロマンスを描いた作品...

Raman Raghav 2.0

 21世紀、ヒンディー語映画界には数々の有能な監督が登場したが、その中でももっとも影響力を持っているのがアヌラーグ・カシヤプ監督である。「Dev. D」(2009年)や「Gangs of Wasseypur」(2012年...

Uninvited

 2016年6月24日からYouTubeのPocket Filmsチャンネルで配信開始された「Uninvited」は、自殺しようとしていた失意の起業家の前にヤムラージ(死神)が現れて励ますというプロットの短編映画である。...

Kriti

 個人的に、ヒンディー語映画界でもっとも認めていない映画監督がシリーシュ・クンダルだ。彼は「Om Shanti Om」(2007年/邦題:恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム)などの監督かつ優れたコレオグラファーでもあ...

Bhouri

 インドの村には「パンチャーヤト」と呼ばれる村落議会がある。「パンチ」と呼ばれる5人の議員と、その中のリーダーである「サルパンチ」が村の広場などで議会を開き、村の細々とした事項を決定する。インドの農村を舞台にした映画には...

Udta Punjab

 「Udta Punjab」は、2017年のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)でオープニング作品に選ばれた映画である。邦題は「フライング・パンジャーブ」となった。原題の「Udta」は「飛ぶ」とい...

Lens

 「Lens」は、盗撮ビデオを主題にしたクライムサスペンス映画である。マラヤーラム語とタミル語で作られた。マラヤーラム語版は2016年6月17日に公開され、タミル語版は2017年5月12日に公開された。ただし、英語の台詞...

Dhanak

 ナーゲーシュ・ククヌール監督と言えば、デビュー作のヒングリッシュ映画「Hyderabad Blues」(1998年)で監督・主演をし注目を浴びた人物である。その後、21世紀の新しいヒンディー語映画の担い手の一人として数...

Te3n

 韓国映画を公式・非公式にリメイクしたヒンディー語映画は意外と多い。有名なところでは、「オールド・ボーイ」(2003年)のリメイクの「Zinda」(2006年)や「猟奇的な彼女」(2001年)のリメイクの「Ugly Au...

Do Lafzon Ki Kahani

 2016年6月10日公開の「Do Lafzon Ki Kahani(2つの言葉の物語)」は、韓国のロマンス映画「ただ君だけ」(2011年/英題:Always)のヒンディー語リメイクである。「ただ君だけ」自体も、チャール...

Housefull 3

 しばしば、「脳みそを家に置いて楽しむべし」とされるインド映画の中でも、コメディー映画は特に脳みそ空っぽで楽しむべきジャンルだと一般に考えられる。だが、(日本の状況はさておき)コメディアンというのは最も知性を必要とする職...