Agent Vinod

 現在ヒンディー語映画界では俳優がプロダクションを持ち、映画をプロデュースすることが増えて来た。アーミル・カーンやシャールク・カーンがその走りであるが、今は猫も杓子もという状況である。「3カーン」に加えて「4番目のカーン...

Kahaani

 2011年に著しく評価を上げた女優がヴィディヤー・バーランであった。「No One Killed Jessica」と「The Dirty Picture」で素晴らしい演技を見せ、映画もヒットさせた。彼女の演技力について...

London Paris New York

 都市名が映画の題名に使われることは古今東西よくあり、しかも都市名がそのまま題名になることも時々ある。マイケル・カーティス監督「カサブランカ」(1942年)、ウォン・カーウァイ監督「ブエノスアイレス」(1997年)、ロブ...

Paan Singh Tomar

 この映画の作品評は非常に特別である。なぜなら、2012年3月2日公開のこのヒンディー語映画「Paan Singh Tomar」には僕が出演しているからである。よって、いろいろな想いが込められた文章になってしまい、いつも...

Tere Naal Love Ho Gaya

 2012年2月24日公開の「Tere Naal Love Ho Gaya(君に恋してしまった)」は、狂言誘拐を題材にしたロマンティック・コメディー映画である。

Jodi Breakers

 2012年2月は不釣り合いなカップリングを売りにしたロマンス映画が続く。イムラーン・カーンとカリーナー・カプールの「Ek Main Aur Ekk Tu」、プラティーク・バッバルとエイミー・ジャクソンの「Ekk Dee...

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 モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)映画およびファウンド・フッテージ映画という特殊なジャンルを切り拓いた「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)の影響はインド映画界にも見られ、「Love Sex Aur D...

Ekk Deewana Tha

 「Rehnaa Hai Terre Dil Mein」(2001年)という映画があった。ディーヤー・ミルザーのデビュー作、マーダヴァンの本格ヒンディー語映画デビュー作、そしてサイフ・アリー・カーンが脇役出演のロマンス映...

Ek Main Aur Ekk Tu

 スターシステムが根強く残るヒンディー語映画界では、主演の二人――ヒーローとヒロイン――に関していくつか不文律がある。例えばヒーローとヒロインが血縁であってはいけないという不文律。「映画カースト」という言葉が生まれるほど...

Gali Gali Chor Hai

 2011年にはインドでも様々な事件があったが、1年を通して政治や社会に大きな影響を与えたのがアンナー・ハザーレーによる汚職撲滅運動とロークパール法案問題であった。インドというシステムが上も下も汚職によって腐敗しているこ...

Agneepath

 共和国記念日の本日(2012年1月26日)より、今年最初の超話題作「Agneepath」が公開された。これは1990年の同名映画のリメイクである。アミターブ・バッチャン主演の1990年版ではヤシュ・ジョーハルがプロデュ...

Valley of Saints (Kashmiri)

 「Valley of Saints」は、2012年1月23日にサンダンス映画祭で上映された印米合作のカシュミーリー語映画である。米国で育ったカシュミール人ムーサー・サイードが監督をしており、治安部隊によるフェイク・エン...