Tere Bin Laden

 数ヶ月前からインドの映画ファンの間で密かに話題になっていたのが「Tere Bin Laden」である。アル・カーイダのリーダー、ウサーマ・ビン・ラーディンのそっくりさんを使って一儲けを企むという筋書きのコメディー映画で...

Udaan

 2010年7月16日には3本の新作ヒンディー語が一挙に公開された。どれもそれぞれ面白そうな映画であるため、全てを観ることを計画していた。「Lamhaa」(2010年)は既に金曜日に見たが、日曜日に残りの2作「Udaan...

Lamhaa

 1947年の印パ分離独立以来、かつて「地上の楽園」と称されたカシュミール地方は、印パ間の紛争の火種となったり、政争の場となったりして来た。1989年以降、分離派による武力闘争が活発となり、駐屯するインド軍のカシュミール...

Red Alert

 インドのナクサライト問題はますます深刻になっている。ナクサライトとは、権力者による搾取によって苦しめられ続けて来た最底辺の人々の救済を大義名分に武力による政府転覆を狙う極左の反政府ゲリラ組織である。その歴史は1967年...

Milenge Milenge

 インド映画産業においても、映画というのは企画からキャスティング、ロケ地選定、音楽録音、撮影、編集、検閲、そして公開まで、様々なステップを経て作られる複雑な創作物であり、その過程のどこかで何らかの障害が生じた場合、公開ま...

I Hate Luv Storys

 本日(2010年7月5日)はバーラト・バンド、つまり全国一斉ストライキの日であった。ガソリンを含む生活必需品の値上げに反対して、インド人民党(BJP)などの野党が呼びかけたものである。こういう日はあまり外を出歩かないに...

Raavan

 6月中旬から日本に一時帰国していた。その間公開された新作ヒンディー語映画の中でもっとも重要な作品が2010年6月16日公開のマニ・ラトナム監督「Raavan」であった。

Raajneeti

 プラカーシュ・ジャー監督の最新作「Raajneeti(政治)」が本日(2010年6月4日)より公開された。プラカーシュ・ジャー監督と言えば、「Gangaajal」(2003年)や「Apaharan」(2005年)などの...

Kites

 10日間に渡る山間部のツーリングから帰って来て、デリーの暑さにまいっていたため、冷房の効いた場所へ逃げようと映画「Kites」を観に行った。2010年5月21日公開の新作ヒンディー語映画であり、今年の期待作の一本である...

Bumm Bumm Bole

 2010年5月14日公開の「Bumm Bumm Bole」は、イランのマジード・マジーディー監督「運動靴と赤い金魚」(1997年)のヒンディー語リメイクである。アッサム州を舞台にしている。

It’s a Wonderful Afterlife (UK)

 海外を拠点とするインド人女性映画監督は現在主に3人いる。ニューヨーク在住のミーラー・ナーイル、カナダ在住のディーパー・メヘター、ロンドン在住のグリンダル・チャッダーである。あまり好き嫌いで映画監督を評価していないが、今...

Badmaash Company

 しばらく大作の公開が控えられていたヒンディー語映画界だが、先週から堰を切ったように期待作・話題作の公開が続いている。2010年5月7日の週の目玉は、ヤシュラージ・フィルムスの「Badmaash Company」。監督は...