Vicky Kaushal – ページ 2

Manmarziyaan

　アヌラーグ・カシヤプ監督は監督、プロデューサー、そして時に俳優として、2000年代以降のヒンディー語映画の進化を早めた最重要人物であるが、映画マニア受けするような作品を好んで作るため、必ずしも普遍的な人気のある監督では...

　日本で劇場一般公開されたインド映画の中で、品質と興行成績の2点においてもっともバランスよく高評価を得たのは、「3 Idiots」（2009年／邦題：きっと、うまくいく）であろう。この作品はインド映画の最高峰のひとつであ...

　ヒンディー語映画界には大別して大衆向け映画とインテリ層向け映画という2つの潮流があり、これらの境界が曖昧になって来たのが21世紀のヒンディー語映画の大きな流れだった。「Kuch Kuch Hota Hai」（1998年...

　インドとパーキスターンは過去に公式に3回戦争をしているが、インドで映画化されやすいのは1971年の第3次印パ戦争である。なぜならこの戦争はインドの圧勝に終わったからだ。早くも1973年には「Hindustan Ki K...

　不動産を巡る物語はインドでも少なくなく、特に大半の人にとって人生で最大の買い物となるマイホームを巡るゴタゴタは、例えば「Khosla Ka Ghosla!」（2006年）という傑作で取り上げられた。2018年2月14日...

　21世紀、ヒンディー語映画界には数々の有能な監督が登場したが、その中でももっとも影響力を持っているのがアヌラーグ・カシヤプ監督である。「Dev. D」（2009年）や「Gangs of Wasseypur」（2012年...

　近年、ウッタル・プラデーシュ（UP）州でロケが行われたヒンディー語映画が増加している。ともすると、ヒンディー語圏外に位置するムンバイーに偏りがちだったヒンディー語映画界が、真のヒンディー語圏である北インドに関心を向ける...

　インドのハイウェイを移動していると、所々にドライブイン的な食堂が並んでいる。道行く人々が食事をしたり休憩をしたりできる憩いの場で、陸路で長距離移動する者にはなくてはならない施設である。主に北インドでそのような食堂をダー...