Raat Akeli Hai

 インドでは「ジョイント・ファミリー」という形態の大家族制が残っている。兄弟が結婚後も両親と共に一ヶ所に住み、その子供たちが従兄弟というより実の兄弟のように暮らす。さらに、使用人を雇う文化もあるため、ひとつの家に住む人間...

Yaara

 ハードボイルドな映画で定評のあるティグマーンシュ・ドゥーリヤー監督はこれまで「Saheb Biwi aur Gangster」(2011年)や「Paan Singh Tomar」(2012年)などを撮って来た。監督名だ...

Milan Talkies

 ヒンディー語映画を作っている人々は、まず十中八九、映画好き、もっと言えば映画オタクである。よって、映画の中に映画オタク振りがひしひしと感じられる作品は少なくない。過去のヒンディー語の名作へのオマージュが散りばめられた作...

Zero

 2014年9月24日、インド宇宙研究機関(ISRO)が打ち上げた火星探査機「マンガルヤーン」が火星の周回軌道に到達した。これにてインドは、初の試みで火星探査機を火星の周回軌道に送り込むことに成功した世界最初の国となり、...

Saheb Biwi aur Gangster 3

 ヒンディー語映画界において、渋い映画を作ることで一目置かれている監督ティグマーンシュ・ドゥーリヤー。代表作は「Paan Singh Tomar」(2012年)だが、「Saheb Biwi aur Gangster」シリ...

Hero (2015)

 ヒンディー語映画界では血統主義が色濃く、監督や俳優などの子供が監督や俳優になるサイクルが繰り返され、さらに血統主義が推進されている。スターキッドのデビュー作では、親の仲間たちが最大限の支援をするのが常だ。スターの子供た...

Manjhi: The Mountain Man

 実話を元にした映画は、どこの国でも、いつの時代でも、人々の関心を引くものだ。ヒンディー語映画界にも「実話映画」の系譜がある。実話をどこまで忠実に再現するか、物語をどのように味付けするか、などは監督の裁量により異なって来...

The Shaukeens

 長年、現地でインド映画を観てきて、「インド映画の真髄はコメディー映画である」と喝破した。インドでは未だに映画は娯楽の王様であり、娯楽の王道はコメディーである。インド映画の存在意義はまず第一にコメディーにあり、インド映画...

Bullet Raja

 ティグマーンシュ・ドゥーリヤー監督とは「Paan Singh Tomar」(2012年)で一緒に仕事をしたことがあり(大袈裟だが・・・)、ヒンディー語映画監督の中では、なるべく客観性を保ちつつ評価したいと思いつつも、ど...

Shahid

 21世紀は9/11事件で幕を開けた。戦争が国家間で争われることが減った代わりに、国家はテロと戦わざるをえなくなった。テロに対抗するため、各国は法律や規則を強化したが、その一方で、一般市民は窮屈な生活を余儀なくされ、不便...

Saheb Biwi aur Gangster Returns

 ティグマーンシュ・ドゥーリヤーは渋い作品を作ることで知られる映画監督だ。彼の監督作としては「Paan Singh Tomar」(2012年)がもっとも有名だが、「Saheb Biwi aur Gangster」(201...

Gangs of Wasseypur Part 2

 今回のオシアンス・シネファン映画祭の目玉のひとつは、アヌラーグ・カシヤプ監督の「Gangs of Wasseypur」であった。5時間以上に及ぶこの映画は、カンヌ映画祭の監督週間ではぶっ続けで上映されたのだが、インドで...