Tigmanshu Dhulia
Raat Akeli Hai
インドでは「ジョイント・ファミリー」という形態の大家族制が残っている。兄弟が結婚後も両親と共に一ヶ所に住み、その子供たちが従兄弟というより実の兄弟のように暮らす。さらに、使用人を雇う文化もあるため、ひとつの家に住む人間...
Milan Talkies
ヒンディー語映画を作っている人々は、まず十中八九、映画好き、もっと言えば映画オタクである。よって、映画の中に映画オタク振りがひしひしと感じられる作品は少なくない。過去のヒンディー語の名作へのオマージュが散りばめられた作...
Saheb Biwi aur Gangster 3
ヒンディー語映画界において、渋い映画を作ることで一目置かれている監督ティグマーンシュ・ドゥーリヤー。代表作は「Paan Singh Tomar」(2012年)だが、「Saheb Biwi aur Gangster」シリ...
Hero (2015)
ヒンディー語映画界では血統主義が色濃く、監督や俳優などの子供が監督や俳優になるサイクルが繰り返され、さらに血統主義が推進されている。スターキッドのデビュー作では、親の仲間たちが最大限の支援をするのが常だ。スターの子供た...
Manjhi: The Mountain Man
実話を元にした映画は、どこの国でも、いつの時代でも、人々の関心を引くものだ。ヒンディー語映画界にも「実話映画」の系譜がある。実話をどこまで忠実に再現するか、物語をどのように味付けするか、などは監督の裁量により異なって来...
The Shaukeens
長年、現地でインド映画を観てきて、「インド映画の真髄はコメディー映画である」と喝破した。インドでは未だに映画は娯楽の王様であり、娯楽の王道はコメディーである。インド映画の存在意義はまず第一にコメディーにあり、インド映画...
Bullet Raja
ティグマーンシュ・ドゥーリヤー監督とは「Paan Singh Tomar」(2012年)で一緒に仕事をしたことがあり(大袈裟だが・・・)、ヒンディー語映画監督の中では、なるべく客観性を保ちつつ評価したいと思いつつも、ど...
Saheb Biwi aur Gangster Returns
ティグマーンシュ・ドゥーリヤーは渋い作品を作ることで知られる映画監督だ。彼の監督作としては「Paan Singh Tomar」(2012年)がもっとも有名だが、「Saheb Biwi aur Gangster」(201...