Noor

 2017年4月21日公開のヒンディー語映画「Noor」は、パーキスターン人作家サバー・イムティヤーズの小説「Karachi, You’re Killing Me!」を原作にした、インド映画としては変わった過...

Force 2

 20世紀のヒンディー語映画には題名に「~2」と付く続編映画が存在しなかったのだが、21世紀に入り、ハリウッド映画の強い影響を受けるようになって、その慣行が定着した。ただ、インドならではの現象と言っていいだろうが、「~2...

Akira

 テルグ語映画の監督ARムルガダースは、アーミル・カーン主演のヒンディー語映画「Ghajini」(2008年)を大ヒットさせたことでヒンディー語映画界でもよく知られた存在となった。その後、アクシャイ・クマール主演で「Ho...

Tevar

 昔からヒンディー語映画界は南インド映画のリメイクをして来たが、現在のリメイク氾濫のきっかけはアーミル・カーン主演「Ghajini」(2008年)やサルマーン・カーン主演「Wanted」(2009年)辺りだった。これら以...

Lingaa

 ラジニーカーントと言えば、「Muthu」(1995年/邦題:ムトゥ 踊るマハラジャ)に主演し、日本に一時的なインド映画ブームを巻き起こした張本人だ。彼の年齢は既に60歳を優に越えているが、未だにタミル語映画界の現役スー...

Action Jackson

 プラブ・デーヴァはインドが誇る最高のダンサーかつコレオグラファーである。「インドのマイケル・ジャクソン」と称される彼の軟体動物のような体の動きに付いて来られるダンサーはインド広しと言えどそうはいない。彼の主なフィールド...

Holiday

 アーミル・カーン主演の「Ghajini」(2008年)は、しばらくまともなアクション映画がなかったヒンディー語映画界にアクション映画への回帰を促したと同時に、「100カロール・クラブ」というコンセプトの創出や南インド映...

R… Rajkumar

 インド映画にダンスは欠かせず、コレオグラファーが必ずと言っていいほど映画作りに参加している。ダンスの振り付けや指導は、もしかしたら必要とされる才能が映画監督とかぶるのかもしれない。コレオグラファーから監督に転身する例が...

Bullet Raja

 ティグマーンシュ・ドゥーリヤー監督とは「Paan Singh Tomar」(2012年)で一緒に仕事をしたことがあり(大袈裟だが・・・)、ヒンディー語映画監督の中では、なるべく客観性を保ちつつ評価したいと思いつつも、ど...

Boss

 2013年10月16日公開の「Boss」は、マラヤーラム語のヒット映画「Pokkiri Raja」のヒンディー語リメイクである。

Once Upon Ay Time in Mumbaai Dobaara!

 ヒンディー語映画界が好んで取り上げて来ている題材にダーウード・イブラーヒームがある。ダーウードは1980年代から90年代に掛けてムンバイーの裏社会を支配したマフィア「Dカンパニー」のドンであり、1993年のムンバイー同...

Lootera

 現在のヒンディー語映画界で最も注目すべきはアヌラーグ・カシヤプ監督とその周辺の映画人たちである。最近の新しい潮流は、必ずこの界隈から生まれて来ていると言っても過言ではない。アヌラーグ・カシヤプが何らかの形で関わっている...