Bunty Aur Babli 2

 ヒンディー語映画には、詐欺師が人々を見事な手腕で騙して大儲けする様子を面白おかしく追った、いわゆる「コン映画」群が存在する。「他人の不幸は蜜の味」というが、人が騙される様子を傍から見るのは何とも痛快なものであるようだ。...

Bhoot Police

 「Raaz」(2002年)から始まったヒンディー語ホラー映画の潮流は、2010年代に入り、ホラーとコメディーの融合が模索されたことで、新たな展開を迎えた。ホラーというジャンルをインド映画風に料理しようと思った際、インド...

Dil Bechara

 2020年には多くのヒンディー語映画関係者が亡くなった。リシ・カプール(俳優)、サロージ・カーン(振付師)、イルファーン・カーン(俳優)、ワージド・カーン(音楽監督)などである。その中でももっとも物議を醸したのが、スシ...

Jawaani Jaaneman

 結婚を忌避し独身貴族を謳歌する主人公が美女と出会い恋に落ち、人生で初めて結婚を考えるようになる。そんな筋書きのロマンス映画は掃いて捨てるほどヒンディー語で作られてきた。だが、2020年1月31日公開の「Jawaani ...

Tanhaji

 2015年から17年に掛けて、テルグ語映画「Baahubali」シリーズがインド全土を席巻したことにより、ヒンディー語映画界でも「Baahubali」スケールの叙事詩的映画が製作されるようになった。「Padmaavat...

Laal Kaptaan

 時代劇はヒンディー語映画でも人気のジャンルで、コンスタントに過去の特定の時代の出来事が映画化される。その中でも特に英領インド時代の映画が作られる際、英国人に立ち向かったインド人の英雄が主人公になることが多く、そこには概...

Baazaar

 2018年10月26日公開の「Baazaar」は、アンガリヤーから身を立てて実業家となった人物と、野心的な証券トレーダーの物語である。アンガリヤーとは、主にムンバイーとグジャラート州各都市の間を往き来する運び屋のことで...

Kaalakaandi

 インド映画というとロマンス映画やアクション映画が主流のように思われるが、実は脚本重視のスリラー映画やブラックコメディー映画にも優れたものが多い。「Delhi Belly」(2011年)もスリラー要素たっぷりのブラックコ...

Chef

 2017年10月6日に公開されたヒンディー語映画「Chef」は、同名の2014年公開米国映画の公式リメイクである。日本では「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」の邦題と共に公開された。ジョン・ファヴローが監督・主演...

Rangoon

 21世紀に入り、ヒンディー語映画は劇的な変化を遂げてきたが、特に2010年代に入って顕著に観られるようになった変化のひとつが、女性を主人公とした映画の増加である。女性を主人公とした映画が増えただけならそこまで注目に値し...

Phantom

 2008年11月26日。インド人にとって忘れられない日だ。当時インドに住んでいた僕にとっても。それは、ムンバイー同時多発テロが起こった日。パーキスターンから海路、ムンバイーに上陸した10人のテロリストが、市街地で殺戮の...

Dolly Ki Doli

 泥棒や詐欺師のような軽犯罪者を主人公にした、いわゆる「コン」モノの映画はインド人の大好物だ。頭脳を使って稼ぐことが褒めそやされる国民性や、騙された者をせせら笑う「他人の不幸は蜜の味」的な悦楽があるのだろう。インド人の人...