Hamari Adhuri Kahani

 2015年6月12日公開の「Hamari Adhuri Kahani(私たちの未完の物語)」は、大人のロマンス映画である。部分的にナクサライト問題にも触れられている。

Ungli

 2011年に社会活動家アンナー・ハザーレーによって主導された汚職撲滅運動はインドの政界に様々な余波をもたらしたが、ヒンディー語映画界も影響を受けた。汚職を取り上げた映画が増えたのである。2014年11月28日公開の「U...

Tigers

 2017年3月4日から日本で劇場一般公開された「汚れたミルク あるセールスマンの告発」は、国際的な食品メーカーであるネスレ社が販売する粉ミルクによる健康被害を告発した映画である。原題は「Tigers」であり、プレミア上...

Raja Natwarlal

 ナトワルラールは、インドでもっとも有名な詐欺師の名前である。1912年にミティレーシュ・クマール・シュリーヴァースタヴという名前で生まれたナトワルラールは、子供の頃から詐欺師の才能を開花させ、多くの人々を騙して大金をせ...

Ghanchakkar

 興行成績などからヒンディー語映画の各年代表作をピックアップすると、どうしてもロマンス映画やアクション映画がリストアップされることが多くなるのだが、低予算映画にまで守備を広げると、意外に侮れないと感じるのがスリラー映画で...

Ek Thi Daayan…

 インド製ホラー映画でよく出て来るお化けの類に「ダーヤン」「ダーイン」または「チュライル」がいる。日本語にすれば「魔女」だ。一般的なインドの魔女の外見的特徴は、髪が長く、後ろでひとつにまとめて縛っており、手足が長く、反対...

Raaz 3

 不作だった2002年のヒンディー語映画界において、「Raaz」は例外的なヒットとなった作品だった。「Raaz」はしばしばインド初のホラー映画と呼ばれる上に、女優の肌の露出を映画の武器とする「スキンショー」のトレンドを作...

Shanghai

 現在ヒンディー語映画界においてアヌラーグ・カシヤプ監督に並んで果敢に実験的かつ先進的な映画を作り続けているのがディバーカル・バナルジー監督だ。「Khosla Ka Ghosla!」(2006年)、「Oye Lucky!...

Jannat 2

 ヒット映画の続編が作られることは日米で珍しくないが、ヒンディー語映画界では比較的最近始まったパターンである。変わっているのは、「2」「3」と付いているのに前作とストーリー上・キャラクター上のつながりがないシリーズがある...

The Dirty Picture

 ヒンディー語映画界でもコンスタントに歴史上の人物の人生を描いた伝記映画が作られている。しかしながら、緻密な研究と時代考証に基づいた、完全なる伝記映画は作られにくい環境にある。なぜなら、ヒンディー語映画のメインストリーム...

Murder 2

 かつて「スキンショー」という言葉がヒンディー語映画界を騒がせたことがあった。「スキンショー」とは文字通り「肌見せ」であり、女優が裸または露出度の高い服を着て登場するシーンや、またはそういうシーンが多かったり前面に押し出...

Dil Toh Baccha Hai Ji

 「Page 3」(2005年)、「Traffic Signal」(2007年)、「Fashion」(2008年)などのリアリズム娯楽映画で名を馳せたマドゥル・バンダールカル監督は、意外にも本日(2011年1月28日)公...