Dhak Dhak

 かつてインドでは、バイク(自動二輪車)は四輪車を買えない人が買う生活の足であった。よって、排気量が125cc前後の、燃費のいいバイクが人気だった。また、都市ガスが普及していなかったため、ガスシリンダーなどを載せて運ぶ需...

Bheed

 2019年暮れに端を発し、2020年から全世界で猛威を振るった新型コロナウイルスによるパンデミックも、2023年に入りかなり落ち着いた。それに伴って、コロナ禍を題材にした映画が作られる余裕も出てきたようである。2023...

Thappad

 米国でセクシャルハラスメントや性的暴行を告発する「#MeToo」運動が吹き荒れたのは2017年のことだったが、インドでも遅ればせながら2018年に「#MeToo」運動が盛り上がり、ヒンディー語映画界においてもセクハラを...

Sanju

 日本で劇場一般公開されたインド映画の中で、品質と興行成績の2点においてもっともバランスよく高評価を得たのは、「3 Idiots」(2009年/邦題:きっと、うまくいく)であろう。この作品はインド映画の最高峰のひとつであ...

Kurbaan

 今年6月に公開されてヒットとなったヒンディー語映画「New York」(2009年)は、ニューヨークを舞台としたイスラーム教徒テロリストの物語であった。「New York」公開時から、ヒンディー語映画界の重鎮カラン・ジ...

Acid Factory

 サンジャイ・グプターと言えば、ハードボイルドで男臭い映画を作ることで定評のある監督である。特にサンジャイ・ダットがお気に入りで、彼の渋い魅力を絞り出すことだけを目的にしたような映画が多い。2009年10月9日より公開さ...

Kisaan

 2009年8月28日公開の「Kisaan(農民)」は、その名の通り農民を主人公にした映画である。基本的にはヒンディー語映画だが、パンジャーブ州の農村を舞台にしているため、台詞の半分はパンジャービー語だ。サルマーン・カー...

Luck by Chance

 ヒンディー語映画界では、映画産業の様々な側面を題材にした映画がコンスタントに作られている。「Om Shanti Om」(2007年)や「Khoya Khoya Chand」(2007年)は過去や現在のヒンディー語映画界...

Krazzy 4

 ヒンディー語映画界の2007年はコメディー映画豊作の年だったが、今年はまだスーパーヒットと言えるコメディー映画が出ていない。本日(2008年4月11日)より公開の「Krazzy 4」は、狂人4人が主人公ということもあり...

Dus Kahaniyaan

 「Darna Mana Hai」(2003年)以降、ヒンディー語映画界では数本の小話を1本にまとめたオムニバス形式の映画が作られるようになった。そのような映画で大成功を収めたものは今のところないのだが、しぶとく作られ続...

Heyy Babyy

 2007年のヒンディー語映画界は不作が続いていたのだが、後半に入りだいぶ持ち直してきた。現在サルマーン・カーンとゴーヴィンダーのコメディー映画「Partner」(2007年)が大ヒット中であり、シャールク・カーン主演の...

Cash (2007)

 8月15日の独立記念日の前後の週は毎年大作や期待作が公開される。「Dus」(2005年)をヒットさせたアヌバヴ・スィナー監督もこの時期に新作「Cash」を投入して来た。「Dus」と似たスタイリッシュなアクションスリラー...