Atithi Tum Kab Jaoge?

 インドには「アティティ・デーヴォー・バヴァハ(अतिथि देवो भवः)」というサンスクリット語の美しい言葉がある。「客人は神様と同じ」という意味である。客人の世話をすることは神様の世話をすることと同じで、功徳を積...

London Dreams

 昔から音楽とは切っても切れない関係にあるインド映画だが、意外にも映画の挿入歌にロック音楽を取り込むことは少なく、昨年公開されてヒットとなった、ロックバンドをテーマにした「Rock On!!」(2008年)は非常に新鮮で...

All the Best: Fun Begins…

 インドのディストリビューターの間では、「イードの週にはアクション映画、ディーワーリーの週にはコメディー映画」というのがヒットの方程式になっているらしい。ディーワーリー週の2009年10月16日公開作の一本でコメディー映...

Golmaal Returns

 長らくインドに住み、インド映画を見続けて来ているので、感性がかなりインド人に近付いたと我ながら思う。大体僕が面白いと思う映画はインド人にも受けるし、インド人に受けた映画は僕にも面白く感じられるのが常である。だが、まだ完...

U Me Aur Hum

 昨年末、人気男優アーミル・カーンが「Taare Zameen Par」(2007年)で監督デビューを果たした。アーミル・カーンは寡作な代わりに各作品に全身全霊をつぎ込む完璧主義者として知られており、昔から監督志向が強い...

Sunday

 2007年はコメディー映画が強かったが、2008年に入ってもコメディー映画の勢いは衰える様子を見せない。2008年1月25日から公開の「Sunday」は、大ヒットコメディー映画「Golmaal」(2006年)の若手映画...

Halla Bol

 映画が娯楽の王様の地位を堅守しているインドでは、ときに映画が社会を動かすことがある。2007年の代表作「Rang De Basanti」と「Lage Raho Munna Bhai」が全インド的な社会運動を巻き起こした...

Ram Gopal Varma Ki Aag

 1975年に公開され、インド映画史上最大の大ヒット作となった伝説的映画「Sholay」。特に当時リアルタイムに映画を観た世代には宗教にも等しい影響を与えたカルト的映画だ。その「Sholay」をリメイクするのは、オリジナ...

Cash (2007)

 8月15日の独立記念日の前後の週は毎年大作や期待作が公開される。「Dus」(2005年)をヒットさせたアヌバヴ・スィナー監督もこの時期に新作「Cash」を投入して来た。「Dus」と似たスタイリッシュなアクションスリラー...

Omkara

 昨日、日本での3週間の一時帰国を終え、デリーに戻って来た。一時帰国中に何よりも気がかりなのは、インド映画の公開状況である。僕がインドにいない3週間の間に、けっこうな数の映画が公開されてしまった。しかも、今日は2006年...

Golmaal

 今日はPVRアヌパム4で、2006年7月14日公開の新作ヒンディー語映画「Golmaal」を観た。「Golmaal」とは「混乱」という意味。監督はローヒト・シェッティー、脚本は「Phir Hera Pheri」(200...

Apaharan

 今日はPVRプリヤーで、2005年12月2日公開の新作ヒンディー語映画「Apaharan」を観た。「Apaharan」とは「誘拐」という意味。監督は「Gangaajal」(2003年)などのプラカーシュ・ジャー。キャス...