777 Charlie (Kannada)

 動物映画はかつて日本でとても流行したジャンルだ。動物人気は過去に限ったことではなく、現在でもYouTubeで動物を出すと再生数が稼げるといわれている。忠犬ハチ公を例に出すまでもなく、日本人は基本的に人間と動物の織りなす...

Ardh

 ラージパール・ヤーダヴは、ヒンディー語映画界を代表するコメディアン俳優として知られており、一般の映画では道化役としての出演がほとんどである。だが、時々主演に起用され、しっかりした演技を見せることがある。彼の主演作「Ma...

Jungle Cry

 インドでもあまり知られていない事実だが、2007年にロンドンで開催されたU-14ラグビー・ワールドカップで、オリッサ(オリシャー)州の部族で編成されたラグビーチームが優勝した。2022年6月3日公開の「Jungle C...

Major

 2008年11月26日に起こったムンバイー同時多発テロはインド人の心理に深い傷跡を残した。何しろインドの商都ムンバイーを象徴するタージマハル・ホテルやチャトラパティ・シヴァージー・ターミナスなどが襲撃を受けたのである。...

Samrat Prithviraj

 2014年にヒンドゥー教至上主義を掲げるインド人民党(BJP)が中央政府の政権を握り、ナレーンドラ・モーディーが首相に就任して以降、ヒンディー語映画界は時勢に乗って、イスラーム教徒や英国人などの外敵に対峙したヒンドゥー...

Vikram

 2021年に日本で劇場一般公開された「Kaithi」(2019年/邦題:囚人ディリ)はインド本国でヒットになったが、この映画はこれで終わりではなかった。ローケーシュ・カナガラージ監督は「ローケーシュ・シネマティック・ユ...

Anek

 一般に「インド人」といった場合、人々の脳裏には褐色で目鼻立ちがくっきりした容姿の人種が浮かぶであろう。北インド人の方が比較的長身かつ色白で、南インド人の方が丸っこくて色黒のイメージだが、どちらも一般的な「インド人」の範...

Joyland (Pakistan)

 インドの隣国パーキスターンで作られる映画は、ヒンディー語映画と血を分けた兄弟ということもあって、一般的にはインド映画と似た視点で鑑賞することができる。分離独立後、インドでは映画が特に発展した一方、パーキスターンではTV...

Toolsidas Junior

 スポーツ映画は既にヒンディー語映画界で完全に確立したジャンルであり、インドの国民的スポーツであるクリケット以外にも様々なスポーツが映画の題材になってきた。だが、ビリヤードの映画はこれが初めてかもしれない。2022年5月...

Dhaakad

 2010年代のヒンディー語映画界では女性中心映画が目立ったが、その時流の中で急成長したのがカンガナー・ラーナーウトであった。「Queen」(2014年/邦題:クイーン 旅立つわたしのハネムーン)の成功で単身観客を呼び込...

Chitrakut

 2022年5月20日公開の「Chitrakut」は、ムンバイー在住の5人の男女が複雑に交錯するスローテンポのロマンス映画である。監督のヒマーンシュ・マリクは「Tum Bin…」(2001年)や「Khwahi...

Bhool Bhulaiyaa 2

 インドの酷暑期は4月~6月で、この時期は日本でいう「夏」になる。日本でも夏といえばホラー映画の季節だが、インドでもこの時期、背筋が凍るホラー映画の公開が相次ぐ傾向にある。酷暑期の真っ只中にある2022年5月20日に公開...