You Can’t Give Any Reason

 2025年3月7日に、インドTV映画学校(IITF)の公式YouTubeチャンネルが「Irrfan Unveiled: The Retro Collection」と称して、2020年に亡くなった俳優イルファーン・カーン...

Lamhe

 1991年11月22日公開の「Lamhe(瞬間)」は、ロマンス映画の名手として知られたヤシュ・チョープラー監督が、数ある監督作の中でも、個人的に一番のお気に入りとして名を挙げていたロマンス映画である。興行的には失敗に終...

Maine Pyar Kiya

 1980年代に「暗黒時代」を迎えていたヒンディー語映画界が浮上するきっかけを作った最初の映画が、アーミル・カーン主演の「Qayamat Se Qayamat Tak」(1988年)だったが、もちろん、1本の映画だけで全...

Chandni

 1989年9月15日公開の「Chandni(月光)」は、1980年代を通して不振に陥ったヤシュ・チョープラーが起死回生を期して送り出したロマンス映画である。チョープラー監督は元々ロマンス映画に定評があったが、時代がアク...

Siddheshwari

 スィッデーシュワリー・デーヴィー(1908-77年)は伝説的なヒンドゥスターニー歌手であった。特にトゥムリーに長けており、「トゥムリー女王」の称号をほしいままにした。彼女の死後に著名な映画監督マニ・カウルが撮った「Si...

Tezaab

 1988年11月11日公開の「Tezaab(酸)」は、同年の大ヒット作であり、また、マードゥリー・ディークシトの出世作であり、さらに、アニル・カプールのスター性を確立した、重要な作品でもある。

Qayamat Se Qayamat Tak

 1980年代はヒンディー語映画の暗黒時代と呼ばれている。TVやビデオが普及したことで観客が映画館に寄りつかなくなり、映画は貧困層の娯楽に成り下がった。ヒンディー語映画界も背に腹は代えられず、貧困層向けの、暴力とエロに満...

Mr. India

 1987年5月25日公開の「Mr. India」は、しばしば「インド初のSF映画」もしくは「インド初のスーパーヒーロー映画」と呼ばれ、その後の映画にも多大な影響を与えた、カルト的な人気を誇る作品だ。いわゆる透明人間モノ...

Nagina

 インド映画界には、変幻自在の蛇イッチャーダーリー・ナーグ(雄)またはイッチャーダーリー・ナーギン(雌)を主人公にした「ナーグ映画」または「ナーギン映画」というジャンルがあり、インド人の間で非常に人気がある。元々イッチャ...

Ram Teri Ganga Maili

 1985年8月16日公開の「Ram Teri Ganga Maili(神よ、お前のガンガー河は汚れてしまった)」は、ラージ・カプールの最後の監督作であり、彼の傑作の一本にも数えられるロマンス映画である。ガンガー河の汚染...

Pukar (1983)

 1983年11月18日公開の「Pukar(呼び声)」は、インドのゴア併合を時代背景にした愛国主義的クライム映画である。1947年にインドが英国から独立した後も、インド亜大陸の一部には、ポルトガルやフランスの領土が残って...

Mandi

 1983年11月4日公開の「Mandi(市場)」は、ハイダラーバードの娼館を舞台にした娼婦たちの物語である。ただし、その娼館に住む女性たちは皆が皆、売春婦ではない。いわゆる「タワーイフ」と呼ばれる芸妓でもある。タワーイ...