映評
Om Shanti Om
インド三大祭のひとつ、ディーワーリー祭の期間は伝統的に大作映画が公開される。今年も、ディーワーリー・シーズンの2007年11月9日、「Main Hoon Na」(2004年)で初めてメガホンを取った振付師出身女流映画監...
Jab We Met
シャーヒド・カプールとカリーナー・カプールはここ3年間、ヒンディー語映画界の仲良しカップルとして有名だった。二人とも映画人家系に生まれており、肌の色も白く、役柄や俳優としての位置も似ており、お似合いのカップルだと思って...
No Smoking
アヌラーグ・カシヤプといえば、2010年代のヒンディー語映画界を大いに牽引した映画監督であるが、2000年代にはまだ世間から認められていなかった。彼の第1作「Paanch」は未公開のため、実質的なデビュー作は「Blac...
Laaga Chunari Mein Daag
大ヒットの予感がする「Bhool Bhulaiyaa」(2007年)に続けて、2007年10月12日公開、ヤシュラージ・フィルムス制作の「Laaga Chunari Mein Daag」も鑑賞した。ジャンルは全く異なる...
Bhool Bhulaiyaa
ヒンドゥー教の先祖崇拝期間であるピトリパクシャが終わり、今日からナヴラートリが始まった。それに伴い、映画界はいよいよ年末の期待作ラッシュ期間に突入する。上半期の不調を覆すような大ヒット作が望まれるところである。
Dil Dosti Etc
ここ数週間、つまらなそうな映画が大量に公開されている。数週間に一度訪れる「駄作ダンピング週間」かと思っていたが、その裏にはもっと大きな理由があった。9月27日から10月11日は、シュラッド、ピトリパクシャ、タルパンなど...
Johnny Gaddaar
全くノーマークだったのだが、2007年9月27日、突然「Johnny Gaddaar」というなかなか面白そうなスリラー映画が公開された。監督のシュリーラーム・ラーガヴァンは「Ek Hasina Thi」(2004年)で...
Loins of Punjab Presents
本日(2007年9月21日)からインド映画が3本公開された。まずは、ニューヨークで開催されたファーストラン映画祭2007で最優秀長編映画賞を受賞したヒングリッシュ映画「Loins of Punjab Presents」...
Manorama Six Feet Under
2007年9月21日公開の「Manorama Six Feet Under」は、ロマン・ポランスキー監督の米国映画「チャイナタウン」(1974年)の緩いリメイクである。
Nanhe Jaisalmer
ラージャスターン州の砂漠は魔法だ。あの風景には、どんな映画でも素晴らしい作品に見せてしまうだけの魔法がある。あの砂漠が、あの青空が、あの城が、あの衣装が、そしてあの夕陽がスクリーンに映し出された途端、否応なしに映画の中...