Shanghai

 現在ヒンディー語映画界においてアヌラーグ・カシヤプ監督に並んで果敢に実験的かつ先進的な映画を作り続けているのがディバーカル・バナルジー監督だ。「Khosla Ka Ghosla!」(2006年)、「Oye Lucky!...

Rowdy Rathore

 ヒンディー語映画界では近年南インドで大ヒットしたアクション映画のリメイクが流行しており、その内のいくつかは成功している。そのトレンドを生み出すきっかけになった作品の内のひとつがサルマーン・カーン主演の「Wanted」(...

Arjun: The Warrior Prince

 ヒンディー語アニメ映画の金字塔といえば「Hanuman」(2005年)である。「ラーマーヤナ」に登場する猿の将軍ハヌマーンを主人公にした、インド初の商業アニメーション映画で、技術的にはまだまだ未熟な点が散見されたものの...

Department

 かつてコンスタントにヒット作を連発し、ヒンディー語映画界の中で一目置かれる存在だったラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督であるが、伝説的名作「Sholay」(1975年)のリメイク「Ram Gopal Varma Ki ...

Jalpari

 2012年5月17日にカンヌ映画祭でプレミア上映され、インドでは同年8月31日に公開された「Jalpari(人魚)」は、デリー育ちの子供たちが父親の故郷であるハリヤーナー州の農村に滞在する中で体験した出来事を描いた作品...

Dangerous Ishhq 3D

 2009年に「アバター」がインドでも公開され、センセーションを巻き起こした。それ以降、ヒンディー語映画界でも3D映画がいくつも作られて来ているが、最新式3Dカメラを使って撮影した初の正真正銘3D映画は、ヴィクラム・バッ...

Ishaqzaade

 ヒンディー語映画界最大のコングロマリット、ヤシュラージ・フィルムスは、大スターを起用した大予算型映画の制作の合間に、新人発掘にも注力しており、近年それが業界全体に非常にいい刺激をもたらしている。「Rab Ne Bana...

Jannat 2

 ヒット映画の続編が作られることは日米で珍しくないが、ヒンディー語映画界では比較的最近始まったパターンである。変わっているのは、「2」「3」と付いているのに前作とストーリー上・キャラクター上のつながりがないシリーズがある...

Tezz

 「Hera Pheri」(2000年)や「Malamaal Weekly」(2006年)など、ハチャメチャ・コメディー映画を得意とするプリヤダルシャン監督であるが、コメディー以外にも様々なジャンルの映画を作っており、非...

Hate Story

 2012年4月20日公開の「Hate Story」は、良質なB級映画を量産するバット・キャンプお得意のエロティックなスリラー映画である。プロデューサーはヴィクラム・バット、監督は「Dhan Dhana Dhan Goa...

Vicky Donor

 クリケットの国内リーグ、インディアン・プレミアリーグ(IPL)開催中につき、4月は大型の映画が公開される予定はない。しかしながら、こういう時期にこそ、低予算ながら優れた映画が映画館において上映枠を得られるのであり、イン...

Bittoo Boss

 昨今のヒンディー語映画のトレンドとして、ムンバイーやデリーなどの大都市ではなく、地方中小都市を舞台にし、大富豪の御曹司ではなく一般的な中産階級の若者を主人公にした、地に足の着いた映画作りが行われるようになり、多くは好ま...