Dabangg

 最近は権利のバラ売りによって公開前に制作費を回収したり、綿密なマーケティングによってターゲットを絞った映画作りが行われるようになったりしているものの、インドでは依然として映画というビジネスは博打に近い商売であり、映画業...

The Film Emotional Atyachar

 インドが世界に誇る音楽家ARレヘマーンが作曲した、「Slumdog Millionaire」(2008年)の挿入歌「Jai Ho」が世界を席巻しているとき、インドでは新進気鋭の音楽家アミト・トリヴェーディー作曲の、ヒン...

We Are Family

 今年の話題作の一本、カラン・ジョーハル制作「We Are Family」が本日(2010年9月3日)より公開となった。元々9月10日公開予定だったのだが、サルマーン・カーン主演の話題作「Dabangg」も同日公開だった...

Antardwand

 2010年8月27日に少なくとも6本の新作ヒンディー語映画が公開された。その内の2本は既に観たが、あと1本気になる作品があった。2009年インド映画賞の社会映画部門最優秀作品賞を受賞した「Antardwand」である。...

Aashayein

 ヒンディー語映画界で名監督面している映画監督たちの中で、僕が心から全く認めていないのがナーゲーシュ・ククヌールである。彼のデビュー作「Hyderabad Blues」(1998年)はヒングリッシュ映画の先駆けのひとつと...

Hello Darling

 2010年8月27日には少なくとも6本の新作ヒンディー語映画が同時に公開となった。こんなに多くの映画が同時公開されることは稀だ。おそらく9月2日(一部では1日)のクリシュナ・ジャナマーシュトミー祭の影響であろう。もしく...

Lafangey Parindey

 2000年代後半に活発に活動するようになった若手俳優の中で既に勝ち組がはっきりして来ており、最近のヒンディー語娯楽映画は、その勝ち組の男優と女優を組み合わせて作るのが一種のトレンドとなっている。勝ち組を具体的に指摘する...

Peepli Live

 「3 Idiots」(2009年)を当て、飛ぶ鳥を落とす勢いのアーミル・カーンが、妻キラン・ラーオと共にプロデュースした新作ヒンディー語映画「Peepli Live」が、独立記念日(8月15日)週の本日(2010年8月...

Aisha

 「Slumdog Millionaire」(2008年)旋風は、ARレヘマーンのアカデミー賞・グラミー賞受賞をはじめ、インドの娯楽業界にも大きな収穫をもたらしたが、その中でも特に羽振りが良くなったのが、クイズ番組ホスト...

Once Upon a Time in Mumbaai

 偶然だろうが、今年のヒンディー語映画は、過去のムンバイーの暗部、つまりスラムやアンダーワールドを題材にした映画の公開が続いている。1980年代のスラムを舞台とした「Striker」(2010年)、1982年の繊維工場ス...

Khatta Meetha

 ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」と称されるプリヤダルシャン監督は、人気男優アクシャイ・クマールと共にこれまで「Hera Pheri」(2000年)、「Garam Masala」(2005年)、「Bhagam B...

Maryada Ramanna (Telugu)

 2014年の夏は日本でインド映画の劇場一般公開が相次いでいるのだが、その中でも自分にとって完全に未知の世界だったのが、テルグ語映画2本であった。インドに住んでいた頃、テルグ語映画はほとんどノータッチであった。ちょうど数...