Dilwale

 ローヒト・シェッティーと言えば、ヒンディー語映画界において数々のヒット作を送り出して来たヒットメーカーである。アクション映画とコメディー映画が持ち味で、どちらかと言えば細かいことを無視した大味な作品を作る映画監督だ。メ...

Koyelaanchal

 ジャールカンド州の石炭マフィアの物語といえば、アヌラーグ・カシヤプ監督の傑作「Gangs of Wasseypur」(2012年)がある。ダンバードやワーセープルを拠点とするマフィアの抗争を描いた作品である。2014年...

Ramaiya Vastavaiya

 2013年のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)で評判が良かった映画に「Ramaiya Vastavaiya」がある。2013年7月19日に公開されたヒンディー語映画だが、題名が「ラーマよ、来い...

Dabangg 2

 南インドのヒット映画をリメイクしたヒンディー語は昔から少なくなかったのだが、特にここ最近はその種の映画が非常に目立つようになった。中でもアクション映画が人気で、「Ghajini」(2008年)、「Wanted」(200...

Players

 ヒンディー語映画界にとって近年稀に見る当たり年となった2011年も終わり、2012年が始まった。1月6日、今年最初の公開作はアッバース・マスターン監督の「Players」。ハリウッド映画「The Italian Job...

Dabangg

 最近は権利のバラ売りによって公開前に制作費を回収したり、綿密なマーケティングによってターゲットを絞った映画作りが行われるようになったりしているものの、インドでは依然として映画というビジネスは博打に近い商売であり、映画業...

Red Alert

 インドのナクサライト問題はますます深刻になっている。ナクサライトとは、権力者による搾取によって苦しめられ続けて来た最底辺の人々の救済を大義名分に武力による政府転覆を狙う極左の反政府ゲリラ組織である。その歴史は1967年...

Wanted

 「ボリウッド映画はハリウッド映画の劣化コピー」と揶揄されることがある。残念ながら、確かにハリウッド映画のパクリのような映画はヒンディー語映画にいくつもある。しかし、ヒンディー語映画は今やその触手を世界中に伸ばしており、...

99

 かつてこれほどの枯渇感を味わったことがあるだろうか・・・?酷暑期のことを言っているのではない。確かにデリーの今の季節、空気が極度に乾燥していて喉がやたらと渇き、水がアムリタ(霊薬)のごとく美味に感じられるが、この枯渇感...

Halla Bol

 映画が娯楽の王様の地位を堅守しているインドでは、ときに映画が社会を動かすことがある。2007年の代表作「Rang De Basanti」と「Lage Raho Munna Bhai」が全インド的な社会運動を巻き起こした...

Leela

 今日はPVRアヌパム4で、2002年11月1日公開の「Leela」という映画を観た。インド人監督、アメリカ在住インド人が主人公、言語はほとんど英語で、少しヒンディー語が混じる、というヒングリッシュ映画だった。監督はソー...

Kranti

 2002年3月8日公開のヒンディー語映画「Kranti(革命)」を観た。監督はナレーシュ・マロートラー。ボビー・デーオール、アミーシャー・パテール主演の映画である。他にヴィノード・カンナー、カビール・ベーディーなどが出...