Tu Jhoothi Main Makkaar

 2010年代に「Pyaar Ka Punchnama」(2011年)や「Sonu Ke Titu Ki Sweety」(2018年)などを経てロマンス映画の名手として知られるようになったラヴ・ランジャン監督だが、ヒンデ...

Bhediya

 ヒンディー語映画界におけるホラー映画の発展史は興味深いトピックだ。元々「マサーラー映画」と呼ばれ、あらゆる娯楽要素が詰め込まれた映画作りが行われてきたが、1990年代にラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督が先駆けとなって...

Street Dancer 3D

 インド映画というと「歌って踊って」というイメージが強いが、本当に歌って踊ってばかりの映画というのは実は珍しい。必ずストーリーがあって、そこに歌と踊りが混ぜ込まれる。だが、振付師出身レモ・デスーザ監督の「ABCD」シリー...

Chhichhore

 人口13億人のインドにおける2018年の自殺件数は134,516件。その内、18歳未満の自殺は9,431件(7%)であり、さらにその内、自殺の理由の第2位が「試験での失敗」で、1,529件(16%)である。18歳以上3...

Saaho (Telugu)

 インド映画の御三家と言えば、ヒンディー語映画、タミル語映画、テルグ語映画であり、これらの映画はそれぞれ日本でもヒット作を飛ばし、存在感を示してきた。特に「Baahubali: The Beginning」(2015年/...

Batti Gul Meter Chalu

 一昔前のインドと言えば、首都のデリーに住んでいても毎日停電があるような状態だったし、村落部へ行けばまだ電気が来ていない地域も多い印象だった。だが、電力事情は着実に改善されているようだ。特に2014年に首相に就任したナレ...

Stree

 カルナータカ州には「Nale Ba」という民間伝承が伝わっていると言う。とは言っても、そんなに古いものではなく、1990年代にバンガロール周辺の村々で広まったものである。「Nale Ba」とはカンナダ語で「明日来い」と...

Nawabzaade

 近年、ヒンディー語映画にダンスシーンが少なくなったことで、コレオグラファーやバックダンサーなど、ダンス回りの仕事をしていた人々が職にあぶれているという話も聞く。その反動で、成功しているコレオグラファーが中心になって、バ...

Haseena Parkar

 ヒンディー語映画がもっとも好んで題材として取り上げている人物は、マハートマー・ガーンディーでもサチン・テーンドゥルカルでもない。ムンバイーのアンダーワールドを牛耳るギャングスター、ダーウード・イブラーヒームである。19...

Half Girlfriend

 チェータン・バガトはインドの人気作家で、彼の小説はことごとく映画化されている。例えば、日本でも大ヒットした「3 Idiots」(2009年/邦題:きっと、うまくいく)は、彼の小説「Five Point Someone」...

Ok Jaanu

 アーディティヤ・ロイ・カプールとシュラッダー・カプールが初共演した「Aashiqui 2」(2013年)は大ヒットとなり、二人はヒンディー語映画界の若手有望株として以後も活躍するようになった。意外にも二人の共演作はしば...

A Flying Jatt

 21世紀のヒンディー語映画は、ハリウッド映画が得意とするジャンルに果敢に挑戦し、インド映画のフォーマットに取り込んで来た。その数あるジャンルの内のひとつがスーパーヒーロー映画である。過去には、主人公が透明人間になる「M...