Kalki 2898 AD (Telugu)

 テルグ語映画界は昔からインド映画の「御三家」としてヒンディー語映画やタミル語映画と共に一定の勢力は誇ってきたものの、長らくローカルな人気に留まり、インド全国に何かムーブメントを起こすということはなかった。それを一変させ...

Ladki: Enter the Girl Dragon

 2022年7月15日公開の「Ladki: Enter the Girl Dragon」は、「インド初の格闘技映画」を銘打ったアクション映画だ。ただ、インドにも「格闘技映画」は過去にいくつかあった。たとえばタイガー・シュ...

Crime Factory

 2021年8月27日からMX Playerで配信開始された「Crime Factory」は、ハイダラーバードのスラム街「クライムファクトリー(犯罪工場)」で育った子供たちが、マフィアや悪徳警官とゲームを繰り広げながら強...

12 ‘O’ Clock

 ラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督はヒンディー語映画界にホラー映画というジャンルを確立した立役者の一人である。彼は1990年代から「Raat」(1992年)や「Kaun」(1999年/邦題:ストーミー・ナイト)といった...

Sarkar 3

 アヌラーグ・カシヤプ監督が登場するまで、ヒンディー語映画界の風雲児と言えばラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督であった。「インドのクエンティン・タランティーノ」と呼ばれていた彼が矢継ぎ早に送り出す作品の数々からは、ヒンデ...

Veerappan

 ヴィーラッパンと言えば、1990年代から2000年代初頭に掛けて南インドを騒がせた盗賊の親玉である。カルナータカ州、タミル・ナードゥ州、ケーララ州にまたがる森林を住処とし、白檀や象牙の密輸から誘拐、殺人まで、様々な犯罪...

Satya 2

 「インドのクエンティン・タランティーノ」と呼ばれたラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督の出世作のひとつに、1980年代のボンベイが舞台のギャング映画「Satya」(1998年)がある。警察がマフィア一掃のためにエンカウン...

The Attacks of 26/11

 2008年11月26日に発生したムンバイー同時多発テロは、11年7ヶ月に及ぶインド生活の中でも忘れられない事件となった。2008年11月21日に東京で結婚式を挙げ、25日の僕の誕生日に入籍をして、26日にデリーに戻って...

Bhoot Returns

 ラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督は、ヒンディー語映画にホラーというジャンルを根付かせた立役者の一人であり、彼が監督した「Bhoot」(2003年)はヒンディー語ホラー映画最初期の好例である。ただ、あまりに多作すぎて、...

Department

 かつてコンスタントにヒット作を連発し、ヒンディー語映画界の中で一目置かれる存在だったラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督であるが、伝説的名作「Sholay」(1975年)のリメイク「Ram Gopal Varma Ki ...

Not A Love Story

 ヒンディー語映画界の問題児ラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督は最近趣味に走りすぎて外してばかりであるが、またひとつ問題作をリリースして来た。2008年のニーラジ・グローヴァー殺人事件をベースにした「Not A Love...

Rakht Charitra 2

 ハリウッドでは、「スター・ウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどに代表されるように、当初から数部作の予定で映画が作られることは稀ではない。だが、ヒンディー語映画界ではヒット作の続編制作ですら近年になって始...