Saaho (Telugu)

 インド映画の御三家と言えば、ヒンディー語映画、タミル語映画、テルグ語映画であり、これらの映画はそれぞれ日本でもヒット作を飛ばし、存在感を示してきた。特に「Baahubali: The Beginning」(2015年/...

Dassehra

 インドには数々のユニークな祭典があるが、例年10月頃に祝われるダシャハラー祭は、悪に対する善の勝利を祝う大祭であり、インド全土で様々な形で祝われる。ヒンディー語映画でもダシャハラー祭を下敷きにして勧善懲悪の映画が作られ...

Ishqeria

 2018年9月21日公開の「Ishqeria」は、ニール・ニティン・ムケーシュとリチャー・チャッダーが主演のロマンス映画である。題名の「Ishqeria」とは、「恋愛」という意味の「Ishq」を、「ジフテリア」とか「ク...

Golmaal Again!!!

 2002年の「Raaz」以降、ヒンディー語映画界ではホラー映画がジャンルとして確立し、数々のホラー映画が作られて来た。だが、ホラー映画の作りとインド娯楽映画の伝統的フォーマットは相容れない部分が多く、当初、ヒンディー語...

Indu Sarkar

 1975年から77年までインドでは非常事態宣言が発令され、憲法が停止された。インディラー・ガーンディー首相の強権政治が行われ、野党政治家や活動家は投獄され、言論の自由は制限された。また、人口抑制のために、貧困男性たちに...

Wazir

 ヒンディー語映画界においてヴィドゥ・ヴィノード・チョープラーは重要人物の一人に数えられる。1990年代は「1942: A Love Story」(1994年)など、自ら監督をしていたが、21世紀に入ってプロデューサーと...

Prem Ratan Dhan Payo

 インドでは年に何回かお祭りシーズンがあり、それに合わせて大予算型映画が投じられることが多い。ヒンドゥー教の祭りとしては、10月頃のダシャハラー、11月頃のディーワーリー、3月頃のホーリーが最も重要であり、これらの祭日を...

David

 本日紹介する「David」という映画は、2013年2月1日に公開されている。この月は、11年7ヶ月に及ぶインド滞在の最後の月で、荷物の整理やその他諸々の作業に追われていた。また、無理矢理時間を捻出してアンダマン旅行を決...

Players

 ヒンディー語映画界にとって近年稀に見る当たり年となった2011年も終わり、2012年が始まった。1月6日、今年最初の公開作はアッバース・マスターン監督の「Players」。ハリウッド映画「The Italian Job...

7 Khoon Maaf

 シェークスピアの「マクベス」と「オセロ」をインドの農村部に当てはめて巧みにヒンディー語映画化したヴィシャール・バールドワージ監督は、音楽監督から映画監督に転身した変わり種である他、子供向け映画の先駆者としても重要な人物...

Lafangey Parindey

 2000年代後半に活発に活動するようになった若手俳優の中で既に勝ち組がはっきりして来ており、最近のヒンディー語娯楽映画は、その勝ち組の男優と女優を組み合わせて作るのが一種のトレンドとなっている。勝ち組を具体的に指摘する...

Jail

 リアリズム娯楽映画の旗手として一目置かれているマドゥル・バンダールカル監督の最新作が2009年11月6日に公開された。前作「Fashion」(2008年)でファッション業界の暗部を取り上げたバンダールカル監督であったが...