The Vaccine War

 2022年においてもっとも話題になったヒンディー語映画のひとつに、ヴィヴェーク・アグニホートリー監督の「The Kashmir Files」(2022年)があった。アグニホートリー監督はインド人民党(BJP)のカリスマ...

Tadka…

 「The Lunchbox」(2013年/邦題:めぐり逢わせのお弁当)は、初老の男やもめと夫の愛情に飢えた人妻の間の、大人のロマンス映画で、日本でも好評を博した。ただ、この映画の最後では、主人公の二人がくっ付いたのかど...

It’s My Life

 「It’s My Life」は、コロナ禍中の2020年11月29日にインドの映画専門TVチャンネル「Zee Cinema」で放映されたヒンディー語映画である。映画の製作が始まったのは2007年で、それから1...

Golmaal Again!!!

 2002年の「Raaz」以降、ヒンディー語映画界ではホラー映画がジャンルとして確立し、数々のホラー映画が作られて来た。だが、ホラー映画の作りとインド娯楽映画の伝統的フォーマットは相容れない部分が多く、当初、ヒンディー語...

Wedding Anniversary

 2017年2月24日公開の「Wedding Anniversary」は、ナーナー・パーテーカルとマーヒー・ギル主演の哲学的映画である。二人とも高い演技力で知られた俳優たちで、この二人の共演は目を引く。だが、確証はないが...

Welcome Back

 2007年に「Welcome」というコメディー映画が公開された。監督は「Singh Is Kinng」(2008年)などのアニーズ・バズミー。この監督は好んでコメディー映画を作っているが、ヒンディー語映画界で「コメディ...

Ab Tak Chhappan 2

 「Ab Tak Chhappan」(2004年)は、ラーム・ゴーパール・ヴァルマーがプロデュースした、ムンバイー警察のエンカウンター・スペシャリストを主人公にしたハードボイルドなクライムサスペンス映画だった。評論家から...

The Attacks of 26/11

 2008年11月26日に発生したムンバイー同時多発テロは、11年7ヶ月に及ぶインド生活の中でも忘れられない事件となった。2008年11月21日に東京で結婚式を挙げ、25日の僕の誕生日に入籍をして、26日にデリーに戻って...

Raajneeti

 プラカーシュ・ジャー監督の最新作「Raajneeti(政治)」が本日(2010年6月4日)より公開された。プラカーシュ・ジャー監督と言えば、「Gangaajal」(2003年)や「Apaharan」(2005年)などの...

Paathshaala

 青春時代は人生の中でもっとも美しい時期であり、その大きな舞台となるのは学校である。学校は誰もが思い入れのある場であり、それ故に物語の舞台として活用しやすい。ヒンディー語映画界でも一部または全体で学校を舞台とした印象的な...

Tum Milo Toh Sahi

 最近は週に公開される映画が多すぎて付いて行けない。この時期公開される映画は駄作や訳あり作品が多いので、全てを観る必要もない。どうしても映画が観たかったら、監督やキャストなどを見て慎重に選び、時間に余裕があれば観に行けば...

Welcome

 インドでは伝統的にディーワーリー・シーズンが大作映画の封切日として好まれて来たが、1月26日の共和国記念日、8月15日のインド独立記念日やその他の宗教的祭日を含む週も期待作が公開される傾向にある。そして、西洋文化の浸透...