Sandeep Aur Pinky Faraar

 ヒンディー語映画界には個性が際立つ監督が多数いるが、ディバーカル・バナルジー監督もその一人だ。「Khosla Ka Ghosla!」(2006年)、「Oye Lucky! Lucky Oye!」(2008年)、「Lov...

Ghost Stories

 インド娯楽映画はよく「マサーラー映画」と呼ばれる。これは、その特徴をインド料理で使われるミックススパイス「ガラムマサーラー」になぞらえている。すなわち、笑いあり、涙あり、アクションあり、ロマンスあり、あらゆる娯楽要素が...

Lust Stories

 ヒンディー語映画界には大別して大衆向け映画とインテリ層向け映画という2つの潮流があり、これらの境界が曖昧になって来たのが21世紀のヒンディー語映画の大きな流れだった。「Kuch Kuch Hota Hai」(1998年...

Titli

 ヒンディー語映画界でギャング・ウォーと言うとムンバイーがすぐ思い浮かぶが、最近はムンバイー以外のアンダーワールドにもスポットライトが当てられるようになった。例えば「Gangs of Wasseypur」(2012年)で...

Detective Byomkesh Bakshy!

 21世紀、ヒンディー語映画はハリウッド映画の得意ジャンルを模倣し、ホラー、SF、スーパーヒーロー、アドベンチャーなど、様々なジャンルの映画をインド映画の味付けで作るようになった。その内のいくつかの作品は成功し、ジャンル...

Bombay Talkies

 2013年はインド映画100周年の年だった。インドで映画が作られ始めた時期についてはいくつかの見方があるものの、インド人監督とインド人スタッフによってインドの地で作られたストーリー映画を「インド映画」と定義することによ...

Shanghai

 現在ヒンディー語映画界においてアヌラーグ・カシヤプ監督に並んで果敢に実験的かつ先進的な映画を作り続けているのがディバーカル・バナルジー監督だ。「Khosla Ka Ghosla!」(2006年)、「Oye Lucky!...

Love Sex Aur Dhokha

 昨今のヒンディー語映画新時代を担っている若い映画監督の内、ディバーカル・バナルジー監督には特に注目している。ベンガル人の出自ながらデリー生まれデリー育ちの彼のこれまでの2作、「Khosla Ka Ghosla!」(20...

Oye Lucky! Lucky Oye!

 ここ数年、ヒンディー語映画界ではユニークなセンスと斬新なアイデアを持った若い映画監督が次々に登場しており、インド映画の多様化に貢献して来ている。低予算ながらスマッシュヒットを飛ばした「Khosla Ka Ghosla!...

Khosla Ka Ghosla!

 お祭りシーズンの影響か、最近やたらとたくさんの映画が公開される。だが、質と量の関係がしばしば反比例するように、名作と呼べる作品が少ないのが気になっていた。だが、今日、PVRアヌパム4で2006年9月22日から公開の新作...