NH10

 ヒンディー語映画界で近年特に顕著なトレンドは、女優中心映画のヒットである。インドの映画業界は伝統的に男性中心主義であり、撮影現場には女優以外女性がいないという時代が長く続いた。映画の花形であるはずのヒロイン女優にしても...

PK

 現在、ヒンディー語映画界でもっとも尊敬を集めている映画監督と言えばラージクマール・ヒラーニーだ。比較的寡作ながら、「Munna Bhai M.B.B.S.」(2003年)、「Lage Raho Munna Bhai」(...

Matru Ki Bijlee Ka Mandola

 近年のヒンディー語映画界の新しい潮流の中で、ヴィシャール・バールドワージ監督は間違いなくその中心にいる人物である。シェークスピア作品を翻案した「Maqbool」(2003年)や「Omkara」(2006年)、子供向け映...

Jab Tak Hai Jaan

 現在のヒンディー語娯楽映画界を方向付けた人物の筆頭としてヤシュ・チョープラー監督が挙げられる。1960年代から多くのヒット作を作り続け、特にロマンス映画の方程式を築き上げ、さらには業界最大手プロダクション、ヤシュラージ...

Ladies vs Ricky Bahl

 ヒンディー語映画界最大のコンゴロマリットであるヤシュラージ・フィルムスは、大スターを起用した大予算型映画の制作と同時に、新人監督や新人俳優にもコンスタントにチャンスを与えており、その中からスターも生まれている。近年ヤシ...

Patiala House

 長らく「スポーツ映画はヒットしないというジンクス」が支配的だったヒンディー語映画界であったが、クリケットを題材にした時代劇「Lagaan」(2001年/邦題:ラガーン クリケット風雲録)の空前のヒットのおかげで、チラホ...

Band Baaja Baaraat

 ヒンディー語映画界最大の映画コングロマリット、ヤシュラージ・フィルムスは、毎年様々な規模とジャンルの映画をコンスタントに量産している。一時期はヤシュラージ・フィルムス制作の映画から工場生産製品のような味気のなさを感じて...

Badmaash Company

 しばらく大作の公開が控えられていたヒンディー語映画界だが、先週から堰を切ったように期待作・話題作の公開が続いている。2010年5月7日の週の目玉は、ヤシュラージ・フィルムスの「Badmaash Company」。監督は...

Rab Ne Bana Di Jodi

 インド映画界最大のコングロマリット、ヤシュラージ・フィルムス。一社で映画制作、配給、音楽CD/VCD/DVD販売など、映画に関わる事業は映画館経営を除き全て手掛けていると言っていい。出す映画出す映画全てヒットという時期...