国立インド映画博物館

 しばしば「世界最大の映画大国」と呼ばれ、今でも映画が娯楽の王様として君臨し続けているインドは、意外なことに長いこと映画産業を国家戦略の中に組み込んでおらず、むしろその規制に腐心してきた。これは、日本政府が長いことマンガ...

Tu Meri Main Tera Main Tera Tu Meri

 2025年のヒンディー語映画界ではロマンス映画復権の兆しが見られたが、2025年12月25日、クリスマスに合わせて公開され、最終週を飾ることになった「Tu Meri Main Tera Main Tera Tu Mer...

The Great Shamsuddin Family

 2025年12月12日からJioHotstarで配信開始された「The Great Shamsuddin Family(偉大なるシャムスッディーン家)」は、「Peepli Live」(2010年)で名を馳せたアヌシャー...

汎インド映画

 インドの映画産業は1930年代にトーキー化したことで言語別に発展を始め、独立後の1956年に言語州再編成が実施されたことで、言語別・地域別の分散並立体制が確立した。よって、インドの映画産業はひとつではなく、単一の「イン...

Dhurandhar

 2025年はヒンディー語映画界にとって実り多い年であったが、その最後を飾る大ヒット作になっているのが12月5日公開の「Dhurandhar(偉丈夫)」だ。この大ヒットはサプライズといってもいい。なぜならこの作品は、予告...

Tere Ishk Mein

 2025年11月28日公開の「Tere Ishk Mein(君の愛に)」は、「Raanjhanaa」(2013年/邦題:ラーンジャナー)の「精神的な続編」を標榜するロマンス映画である。「Raanjhanaa」は、古都ヴ...

氏姓からカーストを読む

 インド人の名前は、その人の属する家系の宗教、カースト、祖地などが記されたバイオデータになっているという話は「人名」でした通りである。インド人同士なら、相手の名前を見聞きした瞬間に、大体その人がどういうバックグラウンドを...

Ek Deewane Ki Deewaniyat

 2025年10月21日、ディーワーリー祭に合わせて公開された「Ek Deewane Ki Deewaniyat(ある狂人の狂気)」は、狂おしい恋愛に身を捧げた男性と、自分勝手な恋愛に強烈な「No」を突き付けた女性の間の...

120 Bahadur

 インド映画がもっとも題材として取り上げる戦争は1971年の第三次印パ戦争である(参照)。なぜならバングラデシュ独立を達成したこの戦争はインドの完全勝利に終わったためで、愛国心の高揚に最適だからである。そんな中、2025...

Dining with the Kapoors

 カプール家は「ヒンディー語映画界のファーストファミリー」と呼ばれている。ヒンディー語映画黎明期の大スター、プリトヴィーラージ・カプールから始まり、ラージ・カプール、シャシ・カプール、ランディール・カプール、リシ・カプー...