Velaiilla Pattadhari (Tamil)
現代インドの明るい側面が日本で紹介されるとき、必ず触れられるのが名門インド工科大学(IIT)の狭き門と、そこから輩出される無数の有能な理系人材のサクセスストーリーだ。確かにインドは理数系人材の育成に力を入れており、エン...
現代インドの明るい側面が日本で紹介されるとき、必ず触れられるのが名門インド工科大学(IIT)の狭き門と、そこから輩出される無数の有能な理系人材のサクセスストーリーだ。確かにインドは理数系人材の育成に力を入れており、エン...
ヒンディー語映画界には、執拗にコテコテのB級映画を作り続けている一団がいる。そういう映画を漏れなく観ているとだんだん食傷気味になってくるのだが、たまにヒットを飛ばすのであなどれない。「Hate Story」シリーズは、...
2014年7月18日公開の「Pizza」は、ピザのデリバリーボーイが主人公の、ヒンディー語ホラー映画である。同名のタミル語映画(2012年)のリメイクである。
カラン・ジョーハル監督の「Student of the Year」(2012年/邦題:スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!)は、日本でも劇場一般公開された作品であるが、映画としての質は、ジョーハル監督の...
2014年のヒンディー語映画は前年に引き続き女性中心の映画が多かった。伝統的に映画の成功は主演男優の肩に掛かっており、女優は添え物に過ぎず、映画のヒットはそのまま男優の功績となっていた。だが、最近になって主演女優が映画...
毎年恒例となったインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)。映画祭とは言え、最新のインド映画が日本で上映されるプラットフォームができたことは大きな進歩である。2014年のIFFJでも、本国で公開間もな...
2013年の大ヒット作の一本に「Aashiqui 2」があるが、その監督モーヒト・スーリーは、狂おしい恋愛映画が得意で、ずっとイムラーン・ハーシュミーを起用し続けて来た。だが、「Aashiqui 2」ではアーディティヤ...
インド映画において、「ダブルロール」と呼ばれる、いわゆる一人二役は、映画を面白くするギミックとして、また話題作りとして、好んで用いられて来た手法である。往年の名優と呼ばれる人たちは、キャリアの中で必ず1回は一人二役を演...
2014年6月13日公開の「Machhli Jal Ki Rani Hai」は、スワラー・バースカル主演のホラー映画である。題名は「魚は水の女王です」という意味だ。これはインドで親しまれている童謡の一節であり、以下のよ...
日本にとって1945年8月15日の太平洋戦争での敗戦が時代の分かれ目となっているように、インドにとって1947年8月15日の印パ分離独立、いわゆるパーティションが古い時代と新しい時代の分水嶺となっている。新生国家パーキ...
夢を叶えるため、または出稼ぎのため、地方から都会に出て来た田舎者を主人公にした映画は少なくない。特に舞台が映画の都ムンバイーとなると、映画スターになることを夢見てやって来ることが多い。そして大体において純朴な田舎者は狡...