The Legend of Bhagat Singh

3.0

 今日は「The Legend of Bhagat Singh」という2002年6月7日公開のヒンディー語映画を観ることにした。チケット売り場で「バガト・スィンのチケット1枚下さい」と言ったら、突然横からおじさんが「もしよかったら私のチケットを買わないか?」と言ってきた。どうやら買ってしまったチケットをキャンセルしたかったらしい。別に窓口で買っても、このおじさんから買っても大した差はないと思ったので、彼からチケットを買ってあげた。しかしそのチケットの値段を見てみたら170ルピーだった。PVRの映画館の料金まで値上がりしたのかと思って映画館の中に入ったが、そのチケットは実は高級ボックス席(Premium Lounge)のチケットだった。でもリッチな気分で映画を観ることができた。

 「The Legend of Bhagat Singh」は実話を基にした20世紀初頭のインド独立運動をテーマにした映画で、マハートマー・ガーンディーやジャワーハルラール・ネルー、ラーラー・ラージパト・ラーイなどのフリーダム・ファイターたちが登場する。監督はラージクマール・サントーシー、主演はアジャイ・デーヴガン。「Company」(2002年)に続きダンディーな役柄で、まさにはまり役。最近急速に評価を高めている俳優である。主人公のバガト・スィンは子供の頃からガーンディーの信奉者だったのだが、ガーンディーが非暴力不服従の運動を取りやめたことに失望し、次第にイギリスの人権を無視した支配に対して武力で抵抗する運動を開始する。国会議事堂に爆弾を投げ込んだことで逮捕されるが、法廷をプロパガンダの宣伝場としてうまく利用し、インド中に独立闘争の呼びかけを行った。バガト・スィンの絶大な人気を恐れたイギリス政府は、バガトたちを死刑にしたのだった。

 なんとなくマハートマー・ガーンディーに対する批判めいた部分も多く、政治的な映画だった。それにしてもインド独立闘争の時期は、日本の幕末に似ていろんな思想家が自分の命を懸けて熱く生きていた時代なので楽しい。音楽はARレヘマーン。「Lagaan」(2001年)と共通する、国威発揚的音楽が多かった。普通のインド映画ではないので、一般大衆受けはあまりしなかったと思うが、だんだんインド映画も冒険をするようになってきたことが感じられ、たのもしかった。


The Legend Of Bhagat Singh (2002) - Ajay Devgan - Amrita Rao - Raj Babbar - Republic Day Special