3.0
リーガル・シネマで2001年9月21日公開のゴーヴィンダー主演新作映画「Kyo Kii Main Jhuth Nahin Bolta」が上映されており、チケットも買えそうだったので観ることにした。監督はデーヴィッド・ダワンである。
「Kyo Kii Main Jhuth Nahin Bolta」は「だって僕は嘘を付かないから」という意味であるが、そのタイトルとは裏腹に主人公のゴーヴィンダーは口八丁の嘘のうまい弁護士である。その口のうまさを使って有能な弁護士の娘(スシュミター・セーン)と結婚し、子供をもうけ、マフィアを助けてお金持ちになるが、浮気をするようになり、やがて離婚の危機となる。嘘ばかりついている父親を心配した子供が流れ星に「お父さんが嘘をつかないように」とお願いをすると、ゴーヴィンダーは本当に嘘をつけなくなってしまう。そのおかげでみんなに本心をしゃべりまくってしまい、法廷でも自分に不利なことをペラペラ話してしまって何もかも無茶苦茶になる。しかし、そのおかげで本当の犯人を有罪にすることができ、最終的にはハッピーエンドに終わる。
ジム・キャリーの「ライアー・ライアー」のパクリのような気がした。基本的にコメディー・ドラマで、上映時間は2時間半しかなく、普通のインド映画と比べて短かった。低予算B級映画の臭いがぷんぷんする映画だった。セリフで笑わせるシーンが多かったため、ヒンディー語が完璧に分かるととても面白い映画なのかもしれないが、今の僕のレベルではちょっと面白がれるところまでいかなかった。