3.0
今日観た映画はゴーヴィンダーの「Aamdani Atthanni Kharcha Rupaiya」。2001年12月21日公開。題名の意味はおそらく「収入は支出の半分」という意味だと思う。オデオン・シネマで12:15からの回を見た。客の入りはまぁまぁ。ゴーヴィンダーの他にはジョニー・リーヴァル、チャンドラチュール・スィン、ヴィナイ・アーナンド、ジューヒー・チャーウラー、ケータキー・ダーヴェー、タブー、イーシャー・コッピカルなどが出演。ジューヒー・チャーウラーは僕の贔屓にしてる女優だ。監督はKラーガヴェーンドラ・ラーオ。
ゴーヴィンダーの映画というと気楽に笑えるコメディー映画を予想していたが、けっこう一筋縄ではいかない映画だった。まずゴ-ヴィンダーの役どころが少なかった。どちらかというといつもゲスト出演しているジョニー・リーヴァルが主役をはっていた。そしてテーマが「女性が社会に出て仕事をすることについて」だったので、実はけっこうインドの社会問題に深く切り込んでいた。
仲良し三人組のアップー(ジョニー・リーヴァル)、ラヴィ(チャンドラチュール・スィン)、ヴィジャイ(ヴィナイ・アーナンド)は同じ自動車工場にメカニックとして勤めており、家族も同じアパートに住んでいた。アップーの妻はヴィムラー(ケータキー・ダーヴェー)、ラヴィの妻はミーナー(タブー)、ヴィジャイの妻はアンジャリー(イーシャー・コッピカル)である。この三世帯は貧乏ながらも何とか暮らしていた。そのアパートの近くに引っ越してきたのがビーム(ゴーヴィンダー)とジュームリー(ジューヒー・チャーウラー)である。彼らは妻が外で働き、夫が家事をするという生活をしていた。ところがアップーたち3人はディーワーリーのボーナスを得られなかったばかりか、会社から解雇されてしまい、3世帯はピンチに陥ってしまう。三人の妻たちはジュームリーの紹介によって仕事を始めるが、夫たちは認めようとしなかった。そして自分の妻を家から追い出してしまう。妻たちはジュームリーの家に泊めてもらう。そんなとき、ラヴィとミーナーの一人娘が重病となってしまい、手術のため2万ルピーもの大金が必要になってしまう。夫たちは夫たちで、妻たちは妻たちでそのお金を用意しようと奔走する。妻たちは仕事場の人たちに協力してもらってなんとかそのお金を作る一方、夫たちは麻薬の密売をやってそのお金を作った。ところが警察に捕まり牢獄に入れられてしまう。ビームは警察をうまく説得して三人を助け出し、娘の手術も成功する。最後にビームは「収入が半分だったら夫婦共に働けばうまくいくよ」と言って終わる。
けっこう音楽がよかったのと、ジューヒー・チャーウラーがよかったことによりこの映画は楽しめたのだが、インド人の反応は「ゴーヴィンダーの出番が少なかった」ことにより低めかもしれない。この映画のCDも欲しくなった。