Chhuri

 ティスカ・チョープラーが初めてプロデュースし、脚本を書き、自ら主演した意欲的な短編映画「Chutney」(2016年)は、フィルムフェア賞短編映画賞を受賞するなど大きな成功を収めた。それに気を良くしたのか、ティスカ・チ...

Parched

 インド独立の父、マハートマー・ガーンディーは、「本当のインドは村にある」と述べた。インドの素晴らしい美徳や伝統は喧噪と虚飾の都市部にはなく、自然と共に生きる人々の住む農村に行かなければ見ることはできないという、村を理想...

Welcome Back

 2007年に「Welcome」というコメディー映画が公開された。監督は「Singh Is Kinng」(2008年)などのアニーズ・バズミー。この監督は好んでコメディー映画を作っているが、ヒンディー語映画界で「コメディ...

Ugly

 ヒンディー語映画界に才能ある監督は多いが、新しい運動の旗手と呼べる監督はアヌラーグ・カシヤプ監督をおいて他にいない。「Dev. D」(2009年)や「Gangs of Wasseypur」(2012年)など、自身も優れ...

Creature 3D

 間もなくインド初のゾンビ・コメディー映画「インド・オブ・ザ・デッド」(2013年/原題:Go Goa Gone)が日本で劇場公開されるが、ここのところインドのホラー映画もだいぶ多様化して来たと感じる。自分の記憶にある限...

Hate Story 2

 ヒンディー語映画界には、執拗にコテコテのB級映画を作り続けている一団がいる。そういう映画を漏れなく観ているとだんだん食傷気味になってくるのだが、たまにヒットを飛ばすのであなどれない。「Hate Story」シリーズは、...

Himmatwala

 ヒンディー語映画の暗黒時代は1980年代とされている。テレビやビデオの普及により中上流層が映画館に足を運ばなくなり、映画はテレビやビデオを買うことができない貧困層をターゲットにしなければ売れなくなってしまった。その上、...