Angrezi Medium

 インドの熾烈なお受験戦争を題材にしたブラックコメディー映画「Hindi Medium」(2017年)は高い評価を受け、日本でも「ヒンディー・ミディアム」の邦題と共に劇場一般公開された。プロデューサーのディネーシュ・ヴィ...

Karwaan

 多様な自然と文化を誇るインドは旅をしてこその国であり、ブッダの時代から多くの旅人たちに旅され、愛されて来た。インド映画界も自国のそんな魅力を存分に活用して来ており、風光明媚な光景で撮影を行ったり、旅情あふれる作品を生み...

Blackmail

 ヒンディー語映画には意外に良質のサスペンス映画群があり、日本でも「Kahaani」(2012年/邦題:女神は二度微笑む)や「Andhadhun」(2018年/邦題:盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲)などが公開され、一...

Qarib Qarib Single

 ロマンス映画はインド映画の肝であり、黎明期からあらゆる種類の恋愛模様が映画にされて来た。もう既に恋愛に新しいネタはないのではないかと思ってしまうのだが、恋愛の世界は奥深く、今でもまだ新しいプロットが生まれているのには驚...

Doob (Bangladesh)

 「Doob」はベンガル語で「沈む」という意味で、英語では「No Bed of Roses」という題名を付けられている。これは英語のイディオムで「楽なことばかりではない」という意味だ。インドとバングラデシュの合作であるが...

Hindi Medium

 インドは貧富の格差の激しい国である。富裕層と貧困層とは、一方では相互依存の関係だ。富裕層は使用人や労働者として貧困層の労働力を必要とし、貧困層は生活のために富裕層からの雇用を必要としている。その一方で、富裕層と貧困層は...

Madaari

 2011年に社会活動家アンナー・ハザーレーによる汚職撲滅運動がインド全土で盛り上がったことを受け、ヒンディー語映画界も汚職を主題にした映画を作るようになった。「Gali Gali Chor Hai」(2012年)、「S...

Bajirao Mastani

 もし「映画らしい映画」は何かと問われれば各人各様のイメージを持つと思うが、セットや衣装に巨額の予算を投じた豪華絢爛な時代劇・歴史モノ映画は、「映画らしい映画」の代表格だ。インド映画にも時代劇の系譜があり、特にムガル朝時...

Talvar

 デリーに住んでいた2001年~13年、様々な事件が起こったが、その中でも特に記憶に残っているのが、2008年3月、デリーの衛星都市ノイダで起こったアールシ&ヘームラージ殺人事件である。3月15-16日の深夜、ノイダに住...

Piku

 デリーはインドの首都であり、首都の性格上、インド各地から移住して来た人々が集まり住む移民の街でもある。元々デリーはパンジャーブ地方の一端に位置すると言えるのだが、移民の中で最も目立つのは、印パ分離独立時にパーキスターン...

Qissa (Punjabi)

 男系社会では家系の存続のために女児よりも男児の方が喜ばれる傾向が強く、特にインドではそれが今でも顕著である。また、インド特有の問題として、婚姻時に花嫁の家族が花婿の家族に多額の持参金を渡す必要がある。単純に言えば、男児...

Haider

 21世紀においてヒンディー語映画の進化を牽引して来た監督の一人にヴィシャール・バールドワージがいる。元々、音楽監督として映画界で働き出した人物で、「Satya」(1998年)や「Love Ke Liye Kuch Bh...