Trishul

 1978年5月5日公開の「Trishul」は、「Deewaar」(1975年)を大ヒットさせたプロデューサー、監督、脚本家、そして俳優が再結集して作られた作品である。プロデューサーはグルシャン・ラーイ、監督はヤシュ・チ...

Sholay

 1975年8月15日に公開されたヒンディー語映画「Sholay(炎)」は、インド人の心に永遠に刻み込まれていくであろう傑作として、インド映画史において他の追随を許さない特別な地位を獲得している。公開から半世紀が過ぎても...

Deewaar (1975)

 1975年1月24日公開の「Deewaar(壁)」は、1970年代の不朽の名作に数えられる作品である。1975年にはもうひとつの伝説的傑作「Sholay」(1975年)も公開され、商業的には「Sholay」の方がより成...

Zanjeer (1973)

 1973年5月11日公開の「Zanjeer(鎖)」は、主演アミターブ・バッチャンを「アングリー・ヤングマン」の異名を持つスーパースターに押し上げるきっかけを作り、それまでロマンス映画一辺倒だったヒンディー語映画界のトレ...

Seeta Aur Geeta

 1972年11月3日公開の「Seeta Aur Geeta(スィーターとギーター)」は、運命の悪戯から全く別々の家族に育てられることになった双子の姉妹の物語で、「王子と乞食」タイプの作品である。古典的なストーリーである...

Pather Panchali (Bengali)

 インド映画界で最大級の尊敬を受ける映画監督といえばベンガル人サティヤジート・ラーイだ。日本では「サタジット・レイ」と表記されることがほとんどであるし、ベンガル語読みをすると「ショトジト・ロイ」などとなるのだが、Film...

Nagin

 1954年3月5日公開の「Nagin(雌蛇)」は、インド映画が誇るナーギン映画の祖である。蛇使いが吹く笛を「ビーン」というが、その独特のメロディーを決定付けたのがこの映画だ。ただし、後のナーギン映画で定番となる変幻自在...

Kalpana

 ウダイ・シャンカルは、今でこそ「スィタール奏者ラヴィ・シャンカルの兄」として紹介されることが多いが、実際にはラヴィに勝るとも劣らない功績を残した芸術家である。ベンガル人ではあるが、父親の仕事の関係で1900年に英領イン...