Well Done Abba
インド映画界において、シャーム・ベーネーガルは一目置かれた映画監督である。デビュー作「Ankur」(1973年)以降、メインストリームの娯楽映画と一線を画した芸術路線の映画を作り続け、インドのニューウェーブシネマの旗手...
インド映画界において、シャーム・ベーネーガルは一目置かれた映画監督である。デビュー作「Ankur」(1973年)以降、メインストリームの娯楽映画と一線を画した芸術路線の映画を作り続け、インドのニューウェーブシネマの旗手...
昨今のヒンディー語映画新時代を担っている若い映画監督の内、ディバーカル・バナルジー監督には特に注目している。ベンガル人の出自ながらデリー生まれデリー育ちの彼のこれまでの2作、「Khosla Ka Ghosla!」(20...
2010年3月12日に、毎年恒例の都市対抗クリケット・リーグ、インディアン・プレミアリーグ(IPL)が開幕した。このリーグは、毎日1~2試合を消化しながら、4月25日の決勝戦まで続く。この期間、インド人の関心は完全にク...
インドには「アティティ・デーヴォー・バヴァハ(अतिथि देवो भवः)」というサンスクリット語の美しい言葉がある。「客人は神様と同じ」という意味である。客人の世話をすることは神様の世話をすることと同じで、功徳を積...
3月は中等教育以下の期末試験・受験期間に該当し、映画館の集客性が減少するため、大規模な映画の公開は控え目となる。だが、その代わり、低予算ながらも優れた作品が公開のチャンスを得られる時期でもあり、インド映画愛好家としては...
インドの下町を散歩すると、道端で暇そうな人たちがトランプで遊んでいるのをよく見掛ける。列車で安い座席に乗って移動しているときも、乗客が寄り集まっておもむろにトランプを始めるのを見ることがある。こういうときに遊ばれること...
21世紀の最初の年である2001年は、911事件のおかげで、イエス・キリストの誕生と同様に世界史の分岐点として今後記録されることになるだろう。インド映画史にとっても2001年は重要な年である。何しろ現代ヒンディー語映画...
超弩級の期待作だった「My Name Is Khan」(2010年)が先週公開された影響で、その前後の週は同作との競合を避ける形で新作公開が控え目となった。今週公開のヒンディー語映画は2本だが、どちらもメジャーな作品で...
1998年に「Kuch Kuch Hota Hai」で映画監督デビューして以来、カラン・ジョーハルは常にヒンディー語娯楽映画の代表であり、業界のご意見番であり、話題の中心だった。彼の監督作品を改めて振り返ってみると、ま...
インド初の純国産映画「Raja Harishchandra」(1913年)を作ったダーダーサーヘブ・パールケーは「インド映画の父」として知られている。世界最大の映画大国であるインドの映画産業の礎を築いた人物であり、イン...