Haseena Parkar

 ヒンディー語映画がもっとも好んで題材として取り上げている人物は、マハートマー・ガーンディーでもサチン・テーンドゥルカルでもない。ムンバイーのアンダーワールドを牛耳るギャングスター、ダーウード・イブラーヒームである。19...

Zanjeer (2013)

 1970-80年代のヒット映画のリメイクがヒンディー語映画界でトレンドになったのは、「Don」(2006年)のヒットがきっかけだった。この映画は1978年の同名映画のリメイクだったが、原作を知る観客の先入観を逆手に取っ...

Madness in the Desert

 インド映画史には歴史の転換点になった作品がいくつかあるが、20世紀と21世紀を分ける分水嶺的な作品として記憶されているのがヒンディー語映画「Lagaan」(2001年/邦題:ラガーン~クリケット風雲録)だ。アーシュトー...

Mission Istaanbul

 インド系移民が世界中に散らばっていることもあり、インドには海外を舞台にした映画を作りやすい素地があり、実際にそのような映画が少なくない。米国、英国、スイス、オーストラリア、南アフリカ共和国などがロケ地に選ばれることが多...

Shootout at Lokhandwala

 しばらく南インドにいて、デリーの暑さのことを忘れていたが、やはりデリーに戻って来ると、この暑さは南インドの暑さとは比べ物にならないことを実感する。空気が重さを持って体にぶつかってくるような感じだ。だが、既にデリーに住ん...

Ek Ajnabee

 今日はPVRプリヤーにて、2005年12月9日公開の新作ヒンディー語映画「Ek Ajnabee」を観た。題名は「とある異邦人」という意味。監督は「Mumbai Se Aaya Mera Dost」(2002年)のアプー...

Mumbai Se Aaya Mera Dost

 今日は2003年8月23日にリリースされた新作映画「Mumbai Se Aaya Mera Dost」を観に行った。前評判を聞いてみるとどうもかんばしくないのだが、映画の雰囲気がよさそうだったし、ヒット作に恵まれないア...