Life of Satyajit Ray Through His Films (Bengali)

2.0
Life of Satyajit Ray Through His Films
「Life of Satyajit Ray Through His Films」

 「Life of Satyajit Ray Through His Films」は、その題名が示す通り、世界的に有名なインド人映画監督サティヤジト・ラーイ(サタジット・レイ)の生涯を彼の作品を通して概観したドキュメンタリー映画である。ベンガル語OTTプラットフォームKLiKKにて2017年1月17日から配信開始された。言語はベンガル語と英語で、上映時間は32分である。

 監督はスカーンタ・ラーイという人物。「ラーイ」姓であるが、サティヤジト・ラーイとは関係なさそうである。1980年代から90年代にかけていくつかベンガル語映画を撮っているが、それ以外の情報が少なく、詳細は不明だ。

 司会を務めるのは、「Apur Sansar」(1959年/邦題:大樹のうた)や「Charulata」(1964年/邦題:チャルラータ)など、サティヤジト・ラーイ監督の多数の作品に出演したベテラン俳優ソウミトラ・チャットーパーディヤーイだ。

 非常にシンプルな作りのドキュメンタリー映画で、ナレーションを務めるソウミトラがサティヤジト・ラーイ監督の作品を時系列で紹介する中、その映画の写真やポスターが映し出され、時折実際の映画の映像が差し挟まれる。

 正直いって、このドキュメンタリー映画を観ても、サティヤジト・ラーイ監督の主要な作品の映像をダイジェストで流し見できる以外、大した情報は得られない。彼がなぜ映画監督の道を志したのか、誰からどのような影響を受けたのか、そして彼の作品が後世に与えた影響は何なのかなど、全く触れられていない。もしこれからサティヤジト・ラーイ監督の作品を片っ端から観ていこうと思った際、次に観る映画を選定する上で多少の参考になるかもしれないが、既にサティヤジト・ラーイ監督の映画をある程度観ている人にとっては、極めて退屈なドキュメンタリー映画である。

 「Life of Satyajit Ray Through His Films」は、サティヤジト・ラーイ監督作品の常連だったベテラン俳優ソウミトラ・チャットーパーディヤーイが、ラーイ監督の生涯を彼の作品を通して語る構成のドキュメンタリー映画だが、内容はスカスカで、Wikipedia以上の情報は得られない。何のために、誰のために作られたのかよく分からない作品である。