3.0
2016年7月4日からYouTubeで配信開始された「Papa」は、娘が父親への愛情を映像と詩によって表現した5分ほどの短編映画である。日本の結婚式で余興としてよく流されるような動画を思い出してしまった。
監督はタルナー・カナグワール。キャストは、ヴィカース・シュリーヴァースタヴ、アビーティ・グプター(子役)、そしてタルナー・カナグワール監督自身である。ヴィカースは「Dhoom: 3」(2013年/邦題:チェイス!)などに出演していた男優で、一定の知名度がある。
女性のナレーションにより、父親に呼びかけるような詩が詠まれる。映像では、成人した娘と、まだ幼い頃の娘が交互に映し出される。成人した娘を演じていたのがタルナー・カナグワール監督で、少女を演じていたのがアビーティ・グプターである。そして、ヴィカース・シュリーヴァースタヴが父親役を演じている。ナレーションもカナグワール監督自身がしているのだろう。
詩では、娘が結婚し、父親の元を離れていくときのものだと思われる心境が語られる。そして、これからも「私はパパの娘」であることが伝えられている。ただそれだけの作品だが、これを作ってもらった父親としては号泣ものであろう。