1.0
2016年10月21日からYouTubeで配信開始された「Deepika A Lamp」は、離婚調停中の夫婦を題材にした9分ほどの短編映画である。
監督はマノージ・タンワル。キャストはアーカーシュ・カプールとカーシャヴィー・カプール。タンワル監督自身もカメオ出演している。
アーカーシュ(アーカーシュ・カプール)とディーピカー(カーシャヴィー・カプール)は離婚調停中の夫婦で、同居を継続していた。ディーピカーはあと数日このまま一緒に住みたいと言うが、アーカーシュは席を立ってしまった。だが、いざ離婚のときが近づくにつれてアーカーシュはディーピカーが恋しくなり、数日といわずずっと一緒にいたいと言う。だが、ディーピカーは席を立ってしまった。ある日アーカーシュが家に帰るとディーピカーが倒れていた。彼女は主治医から余命あす少しと言われていたのだった。
題名の「Deepika」は「灯明」という意味であり、同時に主人公の女性の名前でもある。灯明は油を燃料にして辺りを照らす。自らを燃やして周囲を照らす灯明は、自らを犠牲にして家族を支える女性の姿を象徴している、とのことだった。
「Deepika A Lamp」のディーピカーは、余命あとわずかという身であった。だが、それを夫に隠し、離婚調停をしていた。ディーピカーは、残り少ない余生を夫と共に過ごしたいと考えるが、夫のアーカーシュはそれを拒絶する。だが、アーカーシュは幸せだった新婚生活の頃を思い出し、やはり離婚を思いとどまって一生一緒に暮らすことを提案する。だが、余命あとわずかと宣告されているディーピカーにそれはできないことだった。結局、アーカーシュがディーピカーの余命のことを知ったのが、彼女が死んだ後だった。
正直言って、映画学校の卒業制作映画よりも出来の悪い映画である。何のために作られたのかさっぱり分からない。取り柄を見つける方が難しい。観るだけ時間の無駄だと警告しておく。